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ゲキ×シネ「蜉蝣峠」 感想
JUGEMテーマ:演劇・舞台
 
ゲキシネを見て来ました(^ー^)
内容についての私の感想は、一番下の追記をお読み下さい。
(「*楽屋*」に載せた記事とほぼ同じです。)


ここではゲキシネについて語ろうと思います。


ゲキ×シネ》は、劇団☆新感線の登録商標です。うそですw
劇団☆新感線が、自分達の公演をカメラで撮り、それを編集して映画館で上映するものです。
普通の舞台の録画と違って
16台ものデジタルカメラで撮影。
音響もドルビー。(詳しい事はわかりませんが)
それをお客さんもいる公演時に収録します。
もちろん役者さんは普通にナマの舞台を務めているし、お客さんの拍手や笑い声も入ります。

で、それを編集して映画として上映するわけですが、
このレベルの高さがすばらしい!
舞台の美しさ・・・・照明、効果、そしてもちろん役者の動きや表情のアップ。
それを忠実に再現していると言えます。
編集も、「えー、ここをアップにしたらこっちの面白いとこが見れないじゃん!」なんていう下手な編集は一切ナシ。
よくお客さんの心理と目線を理解して、しかも美しさを損なわず編集されていると思います。

だからこそ、本当に舞台を見ているような感じです。
しかも特等席で、
しかも特に見たいところはアップで、
見せてもらっているような感じ。
見終わってから、「あれ?今私は舞台を見ていた・・・・んじゃなかったのかー!」という
不思議な気分になります。

私も、「舞台はナマが一番!」派でしたので、ゲキシネどーなんだ?と思っていましたが
見たら本当にすごいし面白かった。

これは一つのジャンルだと思いますね。
「映画」「舞台」「ゲキシネ」。それぞれ別物でしょう。
「ナマの舞台とどっちが・・・」と比べるものではないような気がします。

惜しむらくは、これができるのが現在は新感線だけだということです。
また新感線の舞台だからこそ、ゲキシネにしても面白いのかもしれません。


劇団☆新感線は、大阪の小劇場出身ですが
いまや 一大エンターテイメント集団となりました。
あの豪華客演陣や群舞を見て、これが小劇団出身か!と思うと、本当に脱帽です。
いのうえさんや劇団員の皆さんの目指すところが、高かったんでしょうね。
そして能力もあったのでしょう。
さらには、新しいジャンルを開拓していくバイタリティーがあったんだと思います。
「いのうえ歌舞伎」だとか「ゲキシネ」だとか、よくそれを思いついて実現してきたなあと。


ゲキシネ次回作は「蛮勇記」だそうです。
これも本当に話題になった舞台。
上川隆也堺雅人、そして早乙女太一が出ているとなれば
そりゃスクリーンで見たいですよね!
こんなキャスティングすらも映画的。 
だけど役者が演じているのはカメラ相手じゃなくて客相手。演技はナマです。 映画とは違う。

実におもしろい。(ガリレオ湯川教授)




それでは中身についての簡単な感想を、追記にて。






 まあ、ナマの舞台を見ているので、ストーリーはわかっていて
あぁあぁ、あったあったこんなシーン!と思いながら見たわけですが。

とにかく 映像がもんのすごく美しい!!!
あれは画期的だよねー。
ゲキシネ知らない方、テレビでやる舞台放送くらいに思っていませんか?
ぜんぜん違うのよ!
舞台って、ナマだととっても美しいもので、映像化するとそれはほぼ消えてしまうんだけど
ゲキシネに限って言えば、あの美しさがそのままと言っていいくらい再現されていて
びっくりしますよ。
それから音も大迫力でいいですよ。

とにかく一度見ていただきたい。見ないとなかなかわからないと思います。
百聞は一見に如かず。


簡単に思った事を。
古田新太さん、汚くて、オープニングシーンのふざけてるイメージが強かったけど
バカのふりをやめて以降は、ほとんど笑わないし冷たい顔してるのね。
ゲキシネ見て改めてそれを発見。
かっこよかった。 渋かった。

堤真一さん。 この舞台の華をぜーんぶ持って行ってる感じ。
目を奪われます。
こんなにかっこつける役は珍しいんじゃないかしら。(普段はかっこいい役も自然体で演じようとするため)
堤さんの殺陣は相変わらず美しくダイナミックですごい。
今回は顔の表情も相まって、ぞっとするくらい。
かっこいいな〜。
堤さんは和服を着慣れている(たぶん)ので、着物の扱いにも慣れているから
それも美しい理由だと思う。
シャモリさんは・・・・・ワタシ的にはどうでもいい(笑)

橋本じゅんさんは相変わらず最高だった。「アフー!アフー!」がツボ(笑)
高田聖子さんもキレイだった。すごく聖子さんらしい役だった。

勝地涼くんと木村了くんは、がんばってるし いい演技してるんだけど
この二人、似すぎじゃない?
もうちょっと見分けのつきやすい二人にした方がよかったんじゃないかなあ。
二人とも少女みたいな顔で(実際二人とも女装があったりするんだけど)
細さも背の高さも同じくらいだし・・・・。

粟根まことさんはものすっごく似合ってる役だったけど、出番が少なかったね。

私の好きな川原正嗣さんがチョコチョコ見れて嬉しかった。少し太ったのでは??


脚本は・・・・・どうもやっぱり苦手なんだな〜、クドカン。 ごめんなさいね。
下品系が多すぎるのがどうも・・・・。
そしてストーリーが陰惨だもの。 その分ズシッと来るけどさ。
ラストが皆殺しみたいな話は、あまり好きじゃないの。
血しぶきすごいし。 『朧の森に棲む鬼』もすごかったけど、これもなー・・・・。
生理的に苦手。 
私は中島かずきさんの脚本が好きだな。個人的好みとして(^^)

ラストの、闇太郎の孤独とか悲しみは、ゲキシネの方がよく伝わってきた。
お泪に向かって、「俺の記憶はアンタしかないんだ!」と言うシーンでは
じーんと来ました。
(ナマの舞台の時は、必死で二人でゴロゴロ転がっている印象がw
でも顔がアップになったらずいぶん違いました。)
一途にお泪との待ち合わせの約束を果たすために
「俺は死なない」と言って、本当にボロボロになっても死なない闇太郎。
舞台では「いくらなんでも死ななすぎ」とチラッと思ってしまったんだけど
ゲキシネで見ると、執念だよね〜、愛だよね〜と、これまたじーんときたりしてw
最後に待っているのは、お泪であり、母上様でもあるんだもんね。

でもなー。救いのない話だもんなー。 サルキジと銀ちゃんにしてもさぁ。
立派の親分とお寸にしてもさぁ。
・・・お寸を斬った立派を、「柄にもねえことするからっ」と天晴が斬るシーンも、なんか胸が詰まった。

ラスト、天晴の斬られ方があんなに派手だったかしらと、目が丸くなっちゃった。


ゲキシネは、「五右衛門ロック」「SIROH」、これと、3本見たわけですが
「五右衛門ロック」が一番良かったな(^^)
後の2つが暗いお話しだからかもしれない。
アカドクロ、アオドクロを、いつか見てみたいものです。
| 10:47 | 語る。 | comments(0) | trackbacks(0) |
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