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このたび 別ブログに掲載していた劇評もこちらにまとめました
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とんじる祭
JUGEMテーマ:演劇・舞台

昨日は、まどかぴあワークショップで知り合った方に紹介をされて
『とんじる祭』というのを見に行って来ました。

5つの演劇集団が、10〜15分程度の作品を発表するのだと聞いていました。
参加団体は、ユニットれんげ、陰湿集団、サンピリ、劇団「M」、みかんプロジェクト。
場所は、甘棠館Show劇場。

まず、予想はしていましたがお客さんの年代が若くて!
ほぼ大学生くらいだったと思いますが、ちょっと勇気が要りましたね(笑)
私もこういう子たちだったのにな〜、すっかりオバサンだわ〜、母親でもおかしくない年だわ〜などと思いつつ(笑)中へ。

今回の企画には、上演する際のテーマが決まっていて
1つは 映像とコラボレーションすること。
もう1つは 他団体の役者を1人以上使うこと。
これはなかなか面白い取り組みだと思いました。


各団体の作品内容を簡単に。

 

ユニットれんげ
動物園で撮ってきたプレーリードッグの映像をまず見せ
それを人間で再現したらどうなるか・・・「自然再現」ということに挑戦。
プレーリードッグの動きを、ロシアンシュークリームをやっている3人の人間に置き換えて演じてみて
最後にもう一度プレーリードッグの映像を見せて、芝居と同じように見えたら成功、というもの。

陰湿集団
背景に夜の公園かキャンパスのような風景が映し出される。
舞台に2人の男が現れて、下手でこの1週間何をしていたかという会話をしている。
映像内にも男性が二人現れて、動き回って何かしているが、何をしているかはよくわからない。
舞台の二人は延々と一週間何をしていたかを話し、最後にはお互い不自然な動きになり、唐突に終わる。

サンピリ
帰ってきてみたらお姉さんが悪魔になっていて、
弟は金を取られたり術をかけられたりしてひどい目に遭う。
幼馴染の友人に窮状を打ち明けて遊びに来てもらうが、どうも友人も悪魔の仲間らしい。
映像は無く、この後Youtubeに関連動画をアップするとのことであった。

劇団「M」
映像が主体。男性が朝起きて準備して出社する様子が流れる。
出社途中で、店で豚汁を買い、「ニンジン入れるなって言ったのに」と言うと
舞台上にニンジンが投げ込まれ、
映像は巻き戻されてまた最初から映し出される。しかし次に豚汁を食べる時には、ニンジンが入っていない。
その後、彼女らしき女性が弁当を持ってきてくれるが「今日はいらない」と断る男。
すると舞台上に女性が投げ込まれる(ばったりと倒れ込んでくる)。
映像がまた巻き戻されて最初から映し出され、次には女性はもう現れない。
つまりいらないものが舞台上に放り出され、現実世界(映像)からは消える。
最後にスピーカーがゴミとして出される。舞台上にスピーカーが投げ込まれる。
巻き戻された映像は、音が消えた世界となっている。

みかんプロジェクト
舞台にお料理番組の台と野菜を入れたボウルが用意されるが
クリームブリュレを作ろうとしたり、A4の紙を切ってみたりと、めちゃくちゃな展開。
映像では、この料理番組のシナリオを書こうとしているのに書けずに苦しんでいるライターと
その友人たちが映される。
友人たちが、ライターに代わってハチャメチャなことを書いて大笑い。
その書いた内容が舞台上で演じられている。まるでコント。
最後に、「こんなことになってしまってすいません」とライターが電話で謝ると
プロデューサー?が「おもしろいじゃないか」



与えられた条件の中で色々な設定を考えて発表したのは面白かったけれど
うーん、まぁいわゆるプロの劇団さんではないので、(というかプロを目指している感じではないので)
評価をするのはむずかしいです。
正直、学祭のクラス発表くらいのレベルかな(笑)
だから発表として、取り組みとしては「面白かったね〜」と思いますが、
演劇、あるいは舞台作品として評価をするのは難しいです。

その中でも、劇団「M」のストーリー展開は、よく練られていて良かったと思います。
最後、スピーカーが投げ込まれて、音が消えてしまった世界を見せられた時、「なるほどね!」と思いました。
また、サンピリの悪魔のお姉さんの話も、面白かったし
場面場面の展開はおもしろかった。(トータルでは、どうなんだ?と思うけどね、オチ的にね)
この2団体は演劇的に興味深い要素が多かったけれど
「M」は映像主体で舞台を使う量が少なかったし
サンピリは舞台しかなかった。後で映像を配信というのは、ちょっと反則かな(笑)
その点、ユニットれんげみかんプロジェクトは、与えられた条件をちゃんと消化していたと思います。
ただちょっと演劇とは言えないかもしれない・・・・。
ユニットれんげは、それこそ授業で取り組んだことの発表みたいだし
みかんプロジェクトはコントという感じ。面白いことをオムニバスで繋いでいるだけで、ストーリーや展開がない。
陰湿集団は、とにかく映像の中の2人が何をやっているかがわからなすぎて
舞台の人との関係もわからないし・・・。
せっかく撮影してあれだけ大きく映しているのですから、何か関係性がわかったり、
映像を見ることで舞台上でやっていることの面白さが増したりしないと。何のために映しているのかわからない。


そして、出場されたすべての団体、役者さんに言えることは
素人さんかもしれませんが、舞台の上でお金取って発表するのですから
最低限の訓練と身体表現はしていただきたい。
演技のうまい・へた以前に、声が出ていない、滑舌が悪い、姿勢がだらしない。
これらは、舞台と映像とではまったく違うところですよね。
映像作品なら小さな声でも拾って、大きくする加工もできますし、普段っぽい様子を撮影するのもいいでしょう。
しかし舞台というのは、その場にいる観客に伝えなければいけないのですから
最低でもことばはハッキリ聞こえるように。
普段と同じように立ったり歩いたりするのではなく、見られている、見せているという意識は持つようにして欲しいなと思いました。
演技がたとえ下手でも、それくらいは訓練や練習で誰でもできるようになることです。
そういうことをする必要性を感じないなら、『演劇』『舞台での発表』という手段を取る必要はないわけで。
最初に、「学祭の発表レベル」ときついことを書きましたが
劇場を借りて、お金を取って、自分たちを見てもらうということに対して、
もう少し高い意識を持ってほしいと思いましたね。たとえ素人さんでもです。
「上手にできた」「楽しくやれた」という自己満足で終わってほしくないです。
それならお金を取って外の劇場でやる必要はないので。


取り組みはおもしろく、可能性を感じさせる部分もありましたので
2月はもっと練習して、さらにお客さんにアピールできる舞台をそれぞれが創ってもらえたらいいなと思いました。

辛口ごめんなさいね。




 
| 08:41 | 舞台感想 | comments(2) | trackbacks(0) |
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同感です。
| takasaki | 2016/01/18 01:04 |
> takasaki さま

今頃になってお返事すみません。
記事を読んでいただけて、また共感いただけてうれしいです。
ちょっと辛口すぎたかなと思いつつ・・・(笑)
takasakiさんがいらしていたの、会場で見ました。
こんどご挨拶させて下さいませ。

| 観世 | 2016/09/11 17:20 |









 
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