舞台の情報 観劇記録 感想  そして戯言


本日はご来場いただき まことにありがとうございます

このたび 別ブログに掲載していた劇評もこちらにまとめました
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テレビ観劇「琉球ロマネスク テンペスト」
JUGEMテーマ:演劇・舞台
 実に実に久しぶりに、テレビの舞台放送を見ました。

NHKの放送で舞台を見たのも久しぶりです。

「琉球ロマネスク テンペスト」

主演は仲間由紀恵。 
ほかに、山本耕史福士誠治安田顕(TEAM NACS)、生瀬勝久西岡徳馬さんなどが出演。
キャストに大好きな俳優さんが多くて、面白そうだとは思っていたので
テレビ放送は嬉しかったです♪

作品的には商業演劇で、大変豪華な舞台。
脚本自体もそのように作られていたので、楽しく、豪華さとストーリーを満喫、といった感じでした。

演出が、映画監督を主になさっている、堤幸彦さん。
映画監督が舞台を創ると、うまくいったりいかなかったりなのですが(笑)
この舞台はたいへんうまく構成されていたと思います。
何せ話が壮大で劇的なので、映像をあそこまで派手に、過激に使うことで
ダイナミックさが増し、良かったと思います。
龍の映像や、生瀬さんの大アップなど、斬新でしたし、
かたや海の景色の映像や、徳馬さんと由紀恵ちゃんが英語で会話するシーンなど
感覚にも訴えかけたし、わかりやすくもあったりで、
よく練られていたという印象です。
(映像ばかり誉めて、舞台はどうだったんだよww)

舞台もよくできていましたが、長くなるので、
俳優さんのことだけ少し。

生瀬さんが女役だと聞いていたので、とても楽しみでした!!!
そうしたら、シャーマン的能力を持った王族の女性の役で
あの大きな目 が非常に怖くて良かった!
そしてラストの、海辺で日本兵と対峙するシーン。 感動しました〜
もー!! だからかっこいいんだよねーーー、生瀬さんは!
琉球を愛する気持ちがずっとブレない人で、それがラストで盛り上がり昇華する。
やられました。

山本耕史くんは、けっこう歌いましたね!
あらためて、歌うまいな〜
ミュージカルもやるし、うまいのは当たり前なんだけど。 声もステキで。
最初の方はおもしろく「落として」いたりして、笑えました。
ラストの英国風の洋服は、あれは視聴者プレゼントですか!?(爆)
大河ドラマ「新撰組!」からのテッパン服だもんね。
しかし山本くんは、見せ所をわかっている、なかなか大きな役者さんになられたと思いました。
最近では演出とかもしているから、そのせいもあるのでしょうか。

そして、西岡徳馬さん。
まー、何役も振られて、大変でしたね!
中でも 徐テイガイ という、清国の悪いやつ(笑)は、ハマってたなー。悪そうだった!!!

福士誠治くんは、タレントとして好きな人なんですが
演技はもうひとつかなと、ずっと思ってました。
今回はなんと、オネエ の役!! 
琉球舞踊もがんばっていたと思います。
演技は、前半は良かったけど、なんか後半は詰めが甘いなと思ってしまった。
『孫家のたくらみ』というのが、弱いしよくわからなかったのよね。
もっと豹変したりしてもらいたかったな。
彼は・・・もっとさらけだす役をやらないとなー、と思ったりしました(偉そうですが)


主役、仲間由紀恵ちゃんは・・・・・がんばっていました。
大変な役だったと思いますが、やりがいがあったのではないでしょうか。
よかったですよ。身体は小さいみたいなのに、やはり華と器の大きさがありますね。



この「テンペスト」、NHKBSで、7月からドラマになるそうです
話自体も壮大でおもしろいから、ちょっと韓国大河ドラマくらいのボリュームがあるし
見たらおもしろいんじゃないでしょうか。
主役は同じ仲間由紀恵ちゃんで、
山本耕史くんの役(由紀恵ちゃんの想い人)が、谷原章介さん!
生瀬さんの役は、高岡早紀さん。 ずいぶんキレイになっちゃうけど、彼女も意地悪そうだからね(笑)
他に、宮廷のお妃様とかも出るみたいで、
かたせ梨乃さんとか、若村真由美さんとか、すごい面々だった! こわそー

そして楽しみなのが、(前述の)非道な男 徐テイガイ に、Gackt!!!
予告でもすごい顔で舌なめずりをしておりました!!!
これはちょっと必見かも!



本日の舞台もおもしろかったけれど
私としては「テンペスト」という面白いお話を知ることができて
それが一番良かった。
原作はかなり長い小説らしいから、読む自信はないけれど・・・・。
とてもドラマチックで良いお話でした。


うわっつらのみのレビューですみません(笑)



| 01:14 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
テレビ観劇「タンゴ -TANGO-」 長塚圭史×森山未來
JUGEMテーマ:演劇・舞台

すげー 難しかったんですけど!!


長塚圭史が1960年代のポーランドの戯曲に挑んだ作品。


全然わからなかったし
ちっとも共感できなかった。

役者さんがみんな素晴らしいので、退屈はしなかったが
内容が理解できないばかりか
なぜこれを今上演したいのか、長塚さんの(というかプロデュース側の?)気持ちもわからなかった。

森山未來 演じるアルトゥルは
堕落的・退廃的な家族に秩序を持たせ、まともな暮らしをしたいと願っている。
そのため家族全員に文句をつけ、一人激しく怒っている。
しかし家族は生活を変えようとはせず、独り興奮するアルトゥルをどうにかなだめようとする。
アルトゥルは自分が結婚することで、生活の秩序づけをしようとするが
その主張は身勝手であるうえに
結婚式を前に彼の混乱はますますひどくなり、手に負えない独裁者のごとき振る舞いとなる。
そしてアルトゥルはついに…

といったストーリー。



アルトゥルを演じた森山未來は、
すごい集中力とテンションの高さ。
黙っている時でも怒りがふつふつとたぎっているのがわかる。
未來くんは「変身」の時にもすごいテンションの高さを持続し、感心したが
今回もあの異様な緊張の持続が、不気味さをさらに強調させていた。
(これだけの集中と熱演で、1日2回公演の時なんか大丈夫なんだろうかと
心配してしまったほどだ。)

未來くんの舞台は他に、
劇団☆新感線の「五右衛門ロック」とか
宮藤官九郎の「R2C2」(だったかな?)を見たことがあり、
身体能力も高くて良かったが、やはり懸命な舞台だった。
そろそろ力を抜いた、
目からも緊張が消えるような
そんな演技も見てみたいものだ。

いずれにしても、すごい能力の持ち主。
そんな未來くん、
今度は新感線の「髑髏城の七人」に出るらしい!!
主演は小栗旬くん。他も豪華キャストがいっぱい。
未來くんは何の役でしょうねっ♪



未來くんの話だけで長くなりましたので(笑)
続きは後ほど。


| 17:44 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
「楽屋 〜流れ去るものはやがてなつかしき〜」 テレビ観劇
JUGEMテーマ:演劇・舞台

蒼井優だよね〜〜。

蒼井優すごい。


シスカンパニー制作の「楽屋 〜流れ去るものはやがてうつくしき〜」
出演は、渡辺えり、小泉今日子、村岡希美、蒼井優の4名。
演出は生瀬勝久さん。

舞台下手に村岡さんの化粧台があり、村岡さんはメイクをしたりセリフの練習をしたりしている。
舞台上手にも化粧台があって、渡辺えりさんとキョンキョンが座って
ひたすらメイクをしている。
村岡さんが主演女優で、渡辺・小泉の2人が端役の女優さん、という雰囲気。
村岡さんは上手の2人に話しかけもしない。

村岡さんは舞台に出ていくが、2人は出て行かない。ずっとメイクを続ける。
そして二人で、芝居の一幕を演じてみたりもする。

村岡が舞台から戻ってくると
枕を抱えた蒼井優が現れる。
白いネグリジェのような服を着て、長い髪で幻想的だ。

村岡は、蒼井を見て驚く。 彼女は昔、村岡のプロンプターだった女だ。
どうも病気になって仕事を離れ、病院に入っているらしい。
最初は「もういいの?」などとなごやかに会話をしているが
次第に蒼井が、自分に役を返してくれと言いだし、支離滅裂な主張をしだす。
村岡は気味が悪くなり、しまいには怒り出し、大声で怒鳴る。
蒼井はなぜ彼女が激昂しているのか理解できない様子。


村岡が部屋を出て行ったあと、蒼井は上手の2人に気づく。
2人は言う。「私たちが見えるの?」


ここで初めて、ああ、この2人は楽屋に棲む幽霊なのだ!と気づく。
となれば、蒼井も幽霊であるか、あるいは病室で死にそうな女の魂なのかもしれない。
そう気づいて、はじめて合点がいった。


蒼井の持っている枕が、裏側がひどく汚れていて不気味だ。
あの汚れだけで、長く孤独な入院生活が想像できる。
渡辺えりと小泉今日子は、スレた・・・というか、もう長いことこうしている、という雰囲気はよく出ていた。
しかし、特に小泉は、面白い落としどころにもう少し技術が必要だろう。
渡辺がうまくコメディチックに演じていたので、雰囲気が崩れるほどではなかったが。


蒼井優は、存在自体が美しくはかなく妖しい。
生きているのか死んでいるのかわからない、
そして、言っている話の内容が普通ではない、そういう不気味さを、
美しさと一緒にかもしだしている。


この公演後に、野田秀樹が楽屋に来て自分の舞台への出演を依頼したと言うが
それもわかる気がする。
野田さんは変に色や癖のある役者さんは好きではなくて
そのうえ立ち姿やオーラが美しい人が好きなのだ。
(ついでに言えば、蒼井優ちゃんは非常に野田さんが好きそうな顔であるw
 黒田 華ちゃん(「表に出ろいっ!」に出た女の子)も似た雰囲気でしょ?)

映画でも透明感とともに存在感を感じさせるが
舞台でもそれは損なわれない。
声もいいし、思い切りもいい。
いいな〜、蒼井優 
これからどんどん大きな賞を手にする女優さんだと思う。

「南へ」も見たかったけど・・・・・
きっとまたテレビ放送されるから、それを楽しみにしましょう。


あらら、蒼井優賛歌になっちゃいましたが、よかったですか??


最後に、生瀬さんの演出は、さほど良いとは思わなかった。
全体的にもっと生瀬さんの好きに作ったら良かったんじゃないかなあ。
役者さんに任せ過ぎたのではないか、という印象を受けた。
特に、村岡さんが蒼井優ちゃんに食ってかかるような場面で
渡辺さんとキョンキョンがおろおろするけれど
あそこはもっといろんな工夫ができたのではないだろうか。
古い楽屋の、“いろんな精霊がいそうな”雰囲気は、とてもよく出せていたと思ったけれど。

生瀬さんの演出って、「橋を渡ったら泣け」も見逃したんだけれど
どういう特色があるのかなぁ〜。
というか、どんな演出をつけるんだろうか。 
今日の作品ではよくわからなかったから、また違うのを見てみたい。





| 08:35 | テレビ観劇 | comments(2) | trackbacks(0) |
大人計画「母を逃がす」 感想  ・・・というか。
JUGEMテーマ:演劇・舞台

感想ではなくて、私的意見です。


大人計画は苦手。やっぱり。
各方面からの評価、役者さんの技量、松尾さんの演出のおもしろさ、
それは知ってるから、いつも好意的に見よう見ようと思うんだけど
気が付くと眉をしかめている私がいる。

ここまでくるともう、好みの問題ですな。

ピストルとかですぐ人が死んだり、血がドバっと出たり
リアルなSEXシーンがあったり
差別的内容があったり
なぜか脱いだり、汚いことがあったり。
こういうのを人間の本質としてさらけだして見せるのが
この劇団の魅力の一つで、
好きな人は好きなんだろうけど
どうも私はダメだ(笑)

そして「母を逃がす」は、ストーリー的にも「?」な感じ、すなわち
なぜ東北弁なのか、なぜ架空の開拓村みたいな設定なのか
それを大人計画がなぜ舞台でやらなければならないのか、
みたいなことが引っかかって、それが解けることがなかったので
「んー?」という気持ちのままラストまで行ってしまった。

前に見たのは(やはりテレビでだったけど)
「サッちゃんの明日」だったんだけど、
こちらも眉をしかめて見たにはかわりないんだけど、
ストーリーやテーマ性はこちらの方が理解できたし、好きだったな。

最後の松尾さんへのインタビューで言ってたけど
これは11年前の作品の、再演なのね。
なんで今、だったのかな。


でもねー、役者さんとかはみんな好きなんだよねー。
クドカンがかっこよかったな〜、今回。
かなりキザだったけど、キザが似合ってた。
紙ちゃんもキレイだったわ〜。
宍戸さんがスタイル良くて、中性的でかっこよかった。
そして松尾さん! なぜあんな動きができるのか!!(←これいつも言ってる気がする。笑)
なぜあんな変な動きなのにかっこいいのか!
サダヲちゃんは、個人的好みとしては、あんまり好きな役じゃなかったな、今回。
猫背椿さんも、ちょっとしか出なかった。
(カーテンコールでおかえりなさいと言われてたけど、どこか行ってたんですか?)

・・・・と、役者について語りだしたら全員分延々と書くんだけど

今日はこのへんで。



| 02:43 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
野田地図 番外公演 「表に出ろいっ!」 (黒木ver.)
JUGEMテーマ:演劇・舞台
 
録画したまま見れていなかった「表に出ろいっ!」
ようやく見れました。


今は感想をゆっくり書く時間が無いので、メモだけ。


「ザ・キャラクター」とリンクしてたことを知らなかった。
そうだったのか・・・ だからあんなに直後に上演したのか。

娘が薬を飲んで死んだ(と思った)時には、ドキドキしなかったし
劇自体もまだまだふざけていた。
でも娘が「水」のことを言った瞬間、ぞっとした。
こういう落とし方は、本当にうまい。

ラストは、野田作品にしては曖昧な終わり方で、珍しいなと思ったけど
最後にくっついてたインタビューによると、
わざと観客が自由に想像できるような作りにしたらしい。
いつもの野田作品は、けっこう華麗にフィニッシュして終わるのにね。

最後にやってきた人の声は、柄本明さんだったんだ!(笑)

勘三郎さん、すごかった(笑)
なんでもできるんだな〜あの人。
というか、なんでもやろう、野田の作品ならどこまでも行こうと、
思えることがすごい。
野田さんも、そこまでの信頼を勝ち得ていることがすごい。
二人とも55歳だって。 すごいなあ。

すごいばっかり言ってますが

今日はこの辺で。

今週、太田緑ver. があります。
それを見てから、作品自体の感想や、2つのバージョンの比較などを述べたいと思います。


それにしても・・・・・
最近地元の小さな芝居しか見ていなくて、
で、野田秀樹を見ると
この「表に出ろいっ!」は小さな作品だと思うんだけど
引きつけられる力が全然違う。 月とスッポンとはこのことだ。
役者の力なのか、ホンの力なのか・・・・。
同じ小劇場の舞台で、これだけパワーが違うって、どういうことなんだろう。
野田さんが天才だと言ってしまえばそれまでなんだけど
でも
もう少し、彼に近づく作品が作られてもいいんじゃないかな。
水を開けられすぎだよな。
・・・・などと思う。




| 00:23 | テレビ観劇 | comments(4) | trackbacks(0) |
「相対的浮世絵」を見・・・・なかった。
JUGEMテーマ:演劇・舞台

昨晩やっていた、「相対的浮世絵」。
前々記事にも書いたように、北九州芸術劇場に来たのですが行けなかったので
テレビでやるなら見たいなーと思ったのです。

しかし・・・・・あっという間に撃沈(寝てしまった)。
情けなし。

作はMONOの土田英夫さん。 演出はG2さん。
平岡祐太くんが初舞台だそう。
他に出演は、袴田吉彦、安田顕、内田滋、西岡徳馬。

最初の部分と、途中西岡さんが登場するところだけ見た。
袴田くんと安田さんが、いつもおんなじ感じで、困ったような顔をして居て、
会話をしていた。
どうもこの二人だけが生きてる人間で、他はの3人は幽霊みたいなものらしい。

平岡くんは上手だったけど一本調子だった。
「龍馬伝」の陸奥陽之助とほとんど変わらない感じでw

西岡さんがやっぱりねー、上手ね。
西岡さんが「おしゃべりな男」っていう設定が、ちょっと意外だったけど
おもしろかったー。
「もう死んでもしゃべりません!」と言った10秒後には喋ってる(笑)
一人だけ、年代が高いせいもあって、貫録がちがい、舞台を引き締めていました。

とはいえ、ほとんど見ていないに等しいのです、ワタシ。
この後、所属していた部活動の話になって、そこからが佳境なハズですが
もう体力の限界を感じた私は、ドロップアウトしました。
ごめんなさい相対的浮世絵のみなさん。 機会があったら次回ぜひ。


それにしても、安田顕さんのマッシュルーム頭は、かなりすごかった!ww
 
| 22:17 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ザ・キャラクター」 テレビにて再見
JUGEMテーマ:演劇・舞台
 

うーむ・・・・重い。

やはり重かった。

感想などは、劇場で見た感想を書いたコチラ(私の過去記事)をご参照いただいて、

テレビで見た感想は・・・・・
劇場ではかなり席が悪かったんですよ。 2階席一番端、みたいな。
で、舞台の迫力や内容は十分伝わってきたんですが
聞き取れないセリフがあったり、見えないところがあったりしたんですね。
そういうところは今回、ちょっと確認できて良かったです。

あと、やはり話がとても壮大なので、わからなかった所もあったんだけど(おもに神話関連)
それももう一度見ることで少しは理解が進んだように思いました。
それでも難しいけどね。

今日は、やはりすごいなと思わされた群舞(ダンス)のことと、
番組後にちょっとだけ流れた、野田さんのインタビューのこと触れたいと思います。



まずは野田さんのインタビューについて。

私は、舞台を上演した後に、作家や演出家が制作意図について語るのは、好きではありません。
「説明するな、それを舞台で見せろ」と思ってしまうので。
ですから、『幼児性』と『幼稚性』についてなど、とてもナルホドな話でしたが
それについて触れるのはやめておきます。

ただ、最後に野田さんが言った
「この作品や事件自体が気持ち悪いのは、最近起こったことだから」という話に惹かれました。
ベトナム戦争を描いた「ロープ」、原爆を描いた「パンドラの鐘」などもあるが
それらもまだ体験した人は存在しているけれども、身近ではない。
この15年前のオウムの事件は、まだ生々しくみんなが記憶していることだ。
生々しく感じているのは、今がギリギリの時期だろう。
これが10年後の上演だったら、また違う感じ方を、観客はすると思う。

そういう意味で、今これをやってみたんだ、という話。

そして、10年後20年後にこれを上演した時に
今度はどんな評価をされるのかも、見てみたい気がすると。


私は、野田さんって天才だと思うけど、
その理由の一つは、いつでも私の想像のはるか向こうを考えていることなんだよね。
前述のお話も、聞くと、私の考えていることなんかすごく矮小だと思わされてしまう。
とんでもないビジョンと深さをもって作品を作っている人。
まあ、万人が認める天才なんだから仕方ない、完敗ではあるんだけどさ。
だって、こんなこと考えて作品作ってる人って(しかもこれだけ大きな作品を)、他にいるかな。

作品は回を重ねるごとに、重くなってるような気がするし
ほとばしるエネルギーのわりには、救いがあまりない(笑)んだけれども

次はどこへ行くんだろうな、野田さん。

(でも「表に出ろいっ!」みたいなのもやるからねw  12月にWOWOWで放送だそうですよ)


では引き続き、ダンスのことについてちょっと。
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| 01:33 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
「裏切りの街」 感想
パルコ・プロデュース公演の「裏切りの街」を、テレビで見ました。
これは北九州にも来たんだけど
北九州までまだ行かれない私は、くやしくも諦めた作品。
テレビ放送を楽しみにしていました。

すいません、勉強不足だもんで、本当に感想だけですが。

すごくおもしろかった!

すごくおもしろかったヨ!



作・演出はポツドールの三浦大輔さん。
ポツドールは、若手注目劇団として名前は知っているけれど、公演は見た事がありません。
 
出演は、田中圭、松尾スズキ、秋山菜津子、安藤サクラ、他。


私はセックスネタは好きじゃありません。
それから若者ことばの芝居も好きじゃありませんでした。
「ちょ、ちょ、それありえなくね?」みたいなセリフ、だらだらした動き、好みじゃありませんでした。
でもね、でもね、
この作品のはちっともイヤじゃなかった!!
すごく良かったの。

それは・・・・・そのセックスシーンとか、若者的演技とかが、必然性があったからだと思うんだよね。


三浦さんは「愛の渦」とかで、風俗的な内容も扱ってるのは知っていたけど
そうか、こんな風な作品なのか、と思い、
タイトルやあらすじだけ聞いて敬遠気味だったのですが
舞台を見てみたい! 脚本を読んでみたい!と 今日のこの作品を見て思いました。


田中圭くんが秀逸!!
田中圭くんという俳優さんをあまり知らなかったのですが
舞台もさほど出ていないようなのに、
この大胆さと繊細さをあわせもつ演技、感心しました。
ちょっと興味を持って調べてみたいと思います。

秋山さんは不動で言うことなし。
いつでも演技が新鮮ですばらしい。

松尾さんは・・・・・この人なんでこんなにかっこいいんだろう??
だって、胡散臭いし、ちょっと曲がってる(笑)し、動きが怪しいし。
でもすごくかっこいいのよね。
奥さんに子どものことを問い正すシーンなんか、怖くて鳥肌が立った!

安藤サクラさんという人も素敵だった。
かなり活躍している女優さんなのね。 不勉強ですみません。


とにかく、とても面白かったのです!!
もうちょっと調べて、ちゃんとレビューが書けそうだったらまた書きます。
今日は感想の書きつけのみにて。


見てよかった!!

| 03:15 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
「富士見町アパートメント」A組 感想
JUGEMテーマ:演劇・舞台
 
「富士見町アパートメント」は、演出家の鈴木裕美が
4人の脚本家に脚本を書いてもらい、それをそれぞれ演出して上演した作品。
条件は、同じ(アパートの)舞台セットを使うこと と 上演時間が1時間であること。

今日は4本のうち、A組の2本
「ポン助先生」(作 マキノノゾミ) と 「リバウンド」(作 鄭義信) が 放送されました。


実は「ポン助先生」は、用事で中断したり、さらにはちょっと寝てしまったりして(笑)
しっかり見ていないので、
アバウトな感想のみで (^^;)

ポン助先生役の山路和弘さんが、うまいし魅力的!
よく知らないなーと思ってちらっと調べたら、声優さんもやっていて
そうそうたるハリウッドスターの吹き替えもやってらっしゃるんですね!
声優もやっているからなのか、切り返しというか、反応の速さというかがすばらしい。
うますぎて「怪演」というわけにもいかないくらい(笑) 怪役なんだけど。

黄川田将也くんは、「風が強く吹いている」の印象が強いです。
本作は舞台出演2作目かな?
演技に落ち着きが出てきたと思います。

ごめんなさい、これだけで(汗)


「リバウンド」は、太目の女性3人(平田敦子、池谷のぶえ、星野園美)が出演。
この3人が舞台上にいるだけで、すごいです! 得した気分(笑)

平田敦子さんが、めずらしくコメディ封印で、悩める女の役を好演。
池谷さんはさすがの存在感とあたたかみ。
ひたすら元気がいい星野さん。 この人は・・・・・石井光三オフィスの人だって。ピーターパンとかに何回か出てるね。

3人の女性シンガートリオの話なんだけど
20年くらい活動してきて、ついにいろいろな事情により解散を決意、
本当はこのまま3人で歌い続けていたいのに、どうにもならない。
その、解散の決心を、悩み苦しみながらする、一晩の話。

シンガーというには・・・・・歌がイマイチだったかな〜。
魅力的ではある3人なんだけど、歌はやっぱり素人っぽすぎたかな。
歌手とは言えないですね。 まあ設定が「とにかく歌が好き」みたいな設定だったから
あまりうまくなくてもよかったのかもしれない。

最初、どれも同じような太い女性(失礼)に見えるんだけど
だんだん個性や生活背景、性格の違い、3人の中での役割、みたいなのが見えてきて
3人ともとても愛らしく見えました。

脚本がちょっと、泣かせ要素盛り込みすぎのような気が・・・・・。
一人は親の介護を迫られている、一人は不倫している、一人は暴力夫から逃げてくるけど離れられない。
いかにもありがちなトラブルを、ストレートに書いているから、
ちょっと普通な感じ? 深みのない感じがしました。
もう少しひねるなり、悩みのない人が一人存在するなりしたら、違ったんじゃないかなーとも思うけど。
そんで、(言ってしまえば)「デブ」ということが、その必要性があったのかな?
ビジュアル的におもしろいだけ?
太っているがゆえに殴られる、とか、太っていなかったらという葛藤をひそかに抱えているとか
そういう「太っている必要性」も織り交ぜてほしかったような気がしました。

というわけで、ちょっと脚本に不満が残りました。


来週、B組の放送があります。
B組は 「魔女の夜」(作 蓬莱竜太) と  「海へ」(作 赤堀雅秋)  です。


ああ、「ポン助先生」をちゃんと見れなかったのが、かえすがえすも悔しい(; ;)



| 02:18 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |
井上ひさし「組曲虐殺」感想 つづき
JUGEMテーマ:演劇・舞台

というわけで、放ったらかしの記事を再度取り上げるこのコーナー!(ちがうぞー)


『組曲虐殺』
前にも触れたように、小林多喜二の生涯を描いた作品です。

私は実は、小林多喜二のことは、共産活動をして拷問死した「蟹工船」の作者の作家、ぐらいしか知らず、
この舞台でいろんなことを初めて知りました。
預けられた家が当時はまだめずらしいパン屋だったこと。
パンも買えない家があることに疑問を持ったところから、共産主義の教えに傾いていったこと。
若いころから大変注目され、その作品が多大な影響力を社会におよぼしていたこと。
共産活動の盛り上がりと、それに対する弾圧のきびしさ。
地下活動というもの。

それから恋人であったタミちゃんのこと。
大好きだったのに、様々な理由から結婚には至らなかったこと。
姉がいてかなり面倒をみていてくれたこと。

これらの細かい描写や説明で、時代背景から人間関係まで、しっかり伝える力は
やはり他の追随を許しませんね、井上作品。

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| 00:19 | テレビ観劇 | comments(0) | trackbacks(0) |